Sound Canvas VAで快適MIDI再生ライフ 前編

このBlog、2年以上放置してたわけですが、このたび再始動という事でデザインもちょっと変更してみました。
再始動と言っても特に頑張らず書きたいことできたら書くぐらいのノリで緩やかにやらないと続かない性格のため、半年にいっぺんぐらい更新されたらラッキーぐらいの更新度合いで進めていきたいと思います。

さて、再始動の第1弾に何を選ぶかというとタイトルの通り、Sound Canvas VAです。
詳しくはリンク先を見て欲しいわけですが、かつてハードウェアのMIDI音源としてかなりのシェアを持っていたSC-88Proをソフトウェアで再現したものになります。正確にはSC-88Proの後継機のSC-8850の廉価版SC-8820を再現したものです。ややこしいですね。

それって何?という人も多いでしょうから簡単に説明しましょう。なお、大雑把に説明するのでDTMガチ勢とかの人はツッコミ入れずに読み飛ばしてください。こんな文章読む必要ないでしょう?

今では趣味でDTMやっている人が曲を公開する場合mp3などで公開するのが一般的ですが、15年位前はMIDIファイルで公開されていたモノでした。このMIDIファイル、記録されているのはどの音をどの高さでどのくらいの長さで鳴らすとかテンポとかの制御情報のみであるため、mp3のように音声を録音したものに比べれば圧倒的にサイズが小さく、今のようにインターネット常時接続が当たり前で無く、接続時間で課金される上ダウンロード速度も遅い時代では重宝されました。
ただし、MIDIファイルは先に書いたように制御情報しか無いのでこれを再生してちゃんと曲として聞くためにはMIDI音源というものが必要でした。このMIDI音源で大きなシェアを持っていたのがSC-88Proでした。発売当時の定価は音源単品で約9万円、さらにMIDIファイルを作るのに使用するシーケンサソフトをセットにすると約10万円とお手軽には手を出しにくい金額で、筆者も必死にバイト代貯めて買った覚えがあります。

しかしSC-88Proは1996年発売で発売からもう20年近くたっており、生産はとっくに終了していますし経年劣化による故障も多いことでしょう(実際筆者の持っていたSC-88Proも故障して信号は受け付けているようなのですが音が出力されなくなりました)。
そのため前と同じ環境を得るためには中古品を探して回るなんてことをやっていたわけですが、この度Sound Canvas VAというMIDI音源をソフトウェアで再現した製品が発売され、もう中古屋巡りをしなくても良い時代が到来したわけです。
しかも税込み15,120円と発売当初に比べれば、大分お安いです(ダイレクトマーケティング)。

ただしこの製品、今時のDTMやる人にはおなじみですがVSTiというプラグインの形式となっており、これ単体を買ってもMIDIファイルは再生できません。DTMやる人にとっては圧倒的にVSTiの方が便利だと思いますが、単にMIDIファイルを再生したいというひとにとってはがっかりな結果です。
そこで別のソフトを組み合わせることで、MIDIファイルを再生してやろうというのがこの文章の本題だったのですが、すでにけっこう長文になってきたので、本題はまた来週にでも。

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